一橋大生による効率的、Nonストイック勉強のすすめ

勉強の奴隷になってはいけません。考え方を180度変えて、偏差値を効率的に上げていきましょう。

世界史論述に欠かせない武器

 

さて、今回は世界史の勉強法、論述対策についてです。

 

フローチャート」って言葉を知っている人はどれくらいいるんですかね。この考え方について、説明していけたらと思います。

 

 

まず世界史だけじゃなく日本史や英単語、英熟語、なんでもそうですけど、丸暗記は論外です。これは他の記事でも書いていることなんでそっちを参照してみてください。

 

sszken.hatenablog.com

 

 

歴史科目で重要なのは流れを把握することです。これは間違いないです。事柄を点のまま理解していても何の意味もありません。

 

「1648年の出来事はウェストファリア条約だ!」ってことだけ分かってもしょうがないですよね。それはどういう背景で締結されたか、何を規定したのか、その後の各国に対してどんな影響を与えたのか、そういうことまで理解すべきです。

 

ブラックジャックとか医龍の朝田は、人体の立体的なモデルが頭の中に再現されているなんて言いますが、それと一緒です。

 

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点のままの理解じゃなく、それを線に、面にしていくイメージで歴史を一つのストーリーのように頭に想起できるかが重要です。事柄をそのまま覚えるんじゃなくて、他の事柄と関連付けて理解すること、これに尽きますね。

 

 

 そしてこの理解に役立つのが、フローチャートです。これは本当にやるべきです。

 

フローチャートって何かっていうと、流れを図で書いてわかりやすく整理することです。

 

例えば、フランク王国の分裂のあたりを整理するとしましょう。

そしたら紙をまず線で縦に三分割にして、それぞれ東フランク王国、中部フランク、西フランク王国を割り当てます。横軸に年代をつけた後、おおざっぱに出来事を書いていって因果関係があるところは矢印で結びます。滅亡までかけたら完成です。

 

こうやって整理すれば、この範囲に関するどんな問題が来ても答えられるはずです。出来事の背景が問われれば、矢印をたどっていけば良いだけですよね。

 

少なくともレベルの高い記述問題が出たときは、余白かなんかに必ずフローチャートを作りましょう。頭が整理されるだけじゃなくて、そのまま書いていたら抜けていたかもしれない要素を拾えることがあります。

 

このようにフローチャートの良いところは視覚的に、パッと見で頭に入ってくることです。言葉で流れを記述しても、後で見返した時一から読まないといけないし、頭に残りにくいんですよね。

 

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特に世界史の場合、日本史よりも横のつながりが多いんで頭がごちゃごちゃになることがあります。だから普段の勉強でも「ここの範囲ちょっと流れがややこしいな」って思ったら一旦暗記をやめてフローチャートを作ってみてください。

 

大体そういうややこしい部分は、先生がテストで好んで出すところだから、時間をかけてやることはすごい合理的なことなんです。

 

このフローチャート、別に僕が上で説明したようなやり方じゃなくても良いです。自分が合理的だと思うやり方で作ってみてください。

 

そして作ったものは必ずとっておくようにしましょう。それは自分にとってのかけがえのない資産です。フローチャートを作った範囲に関してはすごい自信が持てます。モチベーション管理の上でも役立つでしょう。

 

 

このやり方は実際に僕が予備校で教えてもらって実践していたものです。

 

記述問題の添削の時には特に、必ずフローチャートを作ってそれもあわせてみてもらうようにしましょう。

フローチャートと実際の解答という二重の添削をすることによって、知識の不足が問題なのか、流れを把握できていないのか、あるいは単に文章力がないのかといった弱点の洗い出しができます。

 

いきなりきれいな解答を目指すのは難しいですから、まずはしっかりしたフローチャートを書くことが大事です。

 

 


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