歴史はあくまでヒストリー、ストーリー。だから授業も悪くない。
学校でも予備校でも授業ってなんであるんですかね。
僕はそもそも授業そのものがあまり好きじゃないです。これはもちろんひとそれぞれタイプの問題です。授業の方が集中できる人もいれば、独学の方が効率よく勉強できる人もいます。
究極的に言えば、授業なんて全く受けなくても志望校に受かる人はいるでしょう。
ただそれは人によってだけじゃなくて、科目にもよると思います。
そんな話をするときよく、歴史系の暗記科目は授業をやる意味なんてないという人がいます。
でもそれは半分合ってるけど半分間違っています。
そういう人の主張はこうでしょう。暗記なら家でもできるからわざわざ先生の話を聞く必要はない。
それは本当に有能な先生に会ってないからなだけです。
たしかに、「あなたはなんでこの科目の先生になったの?」っていう人はいますよね。プリントや教科書の字面をただ音読してるだけ、勉強しない生徒の尻をひっぱたくだけの役割しか担っていないという人は実際います。いました。そういった授業に耳を貸す必要はないと思います。
僕もよく、教室に押し込められて無駄な話を延々と聞かされることにはうんざりしていました。だったら全部独学でやってやるわって思ってました。
でもあるとき予備校の体験授業で世界史の授業を受けてみたんですけど、授業も人によっては悪いもんじゃないなって思えることがありました。
その時の先生はとても世界史を楽しそうに話す人で、学校ではもちろん、ネットで調べても出てこないような深い知識を話してくれました。
今まで点でしかなかった知識がつながって線になって、面になっていくような、もやがかかっていた部分が一気に晴れていくような気分でした。間違いなく素晴らしい授業でした。
歴史はあくまでもストーリーだ、流れを理解できるかどうかが大事なんだっていうのはよく言われますけど、その時初めてその言葉がしっくり来たことを覚えています。
数学や英語、国語はどこまで理解できたかっていうことがある程度はっきりわかります。だから別に一人でやってそれを実感できればそれでも良いと思います。
それに対して歴史系の科目は暗記さえすれば点数そのものはとれてしまうことがあります。自分がどこまで流れ、ストーリーを把握しているのかも分からないまま勉強している人は多いでしょう。
歴史は深めようとすればどこまででも深められるから、自分にとって必要だと思える深みまで理解を落とし込むための情報を収集するのは困難なことです。
だから僕は歴史系科目で有能な先生こそ、一番価値があると思います。
彼らは自分が持っている膨大な知識の中から、受験生にとって、それもレベルによって必要な深みまで情報を広げてくれます。
僕らは覚えるべき語句と語句の間にある流れを理解するために知識を得ようとしても、なかなかそれを個人の力でやるのは難しいことです。教材によっても内容は様々ですし。
そういうわけで、歴史系科目だけは独学好きな人でも先生を求めていいんじゃないかなと思います。別に学校の先生が信用できるならそれでもいいし、そうでないなら予備校でもその他でも信頼できる人を見つけましょう。
本当、見つかったときは世界が広がった感じがするものですよ。誇張なしに。
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