リスニングは極めちゃダメ
リスニング問題で大切なことは一つだけ。
それは問題への慣れです。残念ながら・・・
そこのところについて話していきます。
英語はそれなりにできるけど、リスニングだけがどうしてもできないという人は多いんじゃないでしょうか。
わりとなんでもコツコツやることに向いてる人ほど、真面目な人ほど苦手意識をもちがちだと思います。
ただ安心してください。日本の大学で問われるリスニング力は大したレベルのものじゃありません。これは難関国公立大学の二次試験についても言えます。
リスニングで点数を上げるには小手先の勉強で十分なんです。というよりそっちの方が近道です。
僕は上っ面をなめたような勉強方法は好かないです。ただ、リスニング力を深いレベルで学ぶのは可能なことなんでしょうか。
今まで日本語、もしくは日本人の英語しか聞いてこなかった人にとって本質的なリスニング力をつけるのはとても難しいことです。高校三年間でどうこうなる問題なんじゃないんですよ。
リスニングのためだけに英会話教室に通うなんて効率悪すぎます。
あるいは英語CDとか映画とかで英語を聞き流すだけで、リスニング力が上がるなんてこともありません。
これは僕がすでに実証済みです。聞いてるだけで力が上がるのなら、誰だってやってます。
もちろん、英語に耳を慣れさせることは重要なことです。
正しい発音、アクセントを意識しながらディクテーション、シャドーイング、リピーティングなどを繰り返していくうちにだんだん英語が聞こえてくるようになってきます。
でもそれでリスニング力が上がるのはある程度のレベルまでに過ぎません。外人と日々話してるわけでもないのにネイティブスピーカーと同じレベルに立てるはずなんてありません。
リスニング問題に向かうとき一番大切な心構えは、全文を聞き取ろうと頑張らないことです。
真面目な人ほど聞き取れない部分が出てくると不安になってしまって、大事な部分を聞き落としてしまうことがあります。
でもリスニングで実際に問題にかかわってくる部分はほんの一部分であることが多いです。特にセンターの問題などは、大事な部分はHoweverやThereforeといった接続詞で示してくれていることが多いです。
ですからリスニング問題の点数を上げたいなら、がむしゃらにリスニング能力を上げようとしていてはだめです。そうではなく志望大学の問題にあった脳みそを作るべきです。要は慣れですね。
過去問を何度かやっていくと、大体パターンが見えてきます。そのパターンが頭に入っていれば、全文が聞けなくても大事な部分は自然と頭に入ってきます。
例えば、大問一つに対して(1)(2)(3)があったとします。
話される英文の中で、答えにあたる部分が問題番号と同じ順番で出てくるというパターンが分かっていれば、あらかじめ問題文を見て話しの流れを予測できますよね。
そういう意味で、残念ながら受験勉強で学力と知能の向上を比例させることが一番難しいのがリスニングなんです。
英語力が上がっている感覚がないのに、問題への慣れだけで知らぬ間に点数が上がっていたというのはよくあることです。
何事もきちんと理解しきれていないと嫌だという方、その感覚はとても大切なものです。しかしリスニングに関してはいったん肩の力を抜いて、気楽に構えてみてはどうでしょうか。
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