質の悪い息抜きはメンタルを崩壊させる
僕はこのブログで、受験勉強は楽しむ工夫をすることが大事なんだってことをちょくちょく言ってるわけなんですけど、それでも苦痛を感じてしまうことは確かにあります。
問題が解けなくてイライラしたり、集中して勉強できていても肩こりがひどくなったり(笑)
やっぱり息抜きは大事です。
そこで今回は、僕が実際にやっていて良かった息抜きについて語りつつ、質の良い息抜きとは何かを考えていきたいと思います。
僕は音楽を聴くのが好きで、特に高校の頃は東京事変とかシャンペインとかをよく聴いていました。
それでバンドの中でもドラマーに憧れてたんで、家に電子ドラムを設置してよくやってました。下手くそでしたけどね(笑)
ドラムをやっていて良かったのは、わりと体を使うところです。帰宅部だった僕としては少しでも体を動かせるのは良い頭のリフレッシュになりました。
ライブなんかにも出てみたりして勉強以外の刺激を得られました。結構のめりこんだんですけど、そこで良かったのが僕の家がマンションだったことです。
ドラムをやりたい気持ちが強いときでも、夜はうるさいので叩けませんでした。おかげで20時以降はしっかり勉強時間にあてられました。これは思わぬ良さでしたね(笑)
部活動とかをやっている人は良いと思うんですけど、他に何もやらないで勉強一筋!って感じでやっていくのも単調すぎてきついと思います。
ただ、休憩と称して漫画を読んだり、テレビを見たり、携帯をいじったりといったことに時間を費やすのが常態化するのは良くないです。
僕がやっていたドラムと、休憩時間の使い方として何が違うかっていうと、自己効力感を感じられるか否かっていう問題なんです。
「自己効力感」、これはキーワードですね。要は自分は有能だ、良い時間の使い方をできている、成長しているっていうのを感じられるっていうことです。
受験ていうものを第一義の目標に据えていたとしても、他の物事での成長も自己効力感を与えてくれます。この感覚を常に感じながら生きるっていうのは自分にとって強い自信を与えてくれます。
漫画、テレビ、携帯とかって受け身なものだから良くないんです。
楽しいっていうのは感じられても、自らを高めてくれるものではないから、自分の中でも無駄な時間っていう扱いになってしまいます。例え必要最小限の息抜きだったとしても。
勉強の時間とそれ以外、息抜きのためだけの無駄な時間ていう区別しかない場合、自己効力感はその分だけ減ってしまうんです。
それに例えばユーチューブの関連動画とか、誘惑に負けてズルズル勉強以外の時間が長くなると自己嫌悪感が増してしまいます。
結局、自分が無駄なもの認定している物事に時間を費やしていると最終的に自尊心が崩壊してしまうんです。
僕も大学入学した後、サークルもバイトもやめて盛大に息抜きしてやろうと思ったんですけど、地獄みたいな日が続いたことがありました。酒かっくらっては二日酔いで一日中伸びてるみたいな(笑)
自由になって自分の好きなことができる!って思っても、何かに打ち込んでいないと人間むなしくなるものです。
つまり息抜きっていうのは、勉強と並行して極められるような、ある程度深みのあるものの方が良いです。
例え少し息抜きの時間が増えてしまっても、自分が常に前に進んでいるんだっていう感覚を得られれば自己嫌悪に陥ることはありません。
もちろん勉強以外の時間ばかりになっちゃ元も子もないですけどね。