一橋大生による効率的、Nonストイック勉強のすすめ

勉強の奴隷になってはいけません。考え方を180度変えて、偏差値を効率的に上げていきましょう。

成功譚がもたらす2つの悲劇

 

  世の中にはたくさんの成功があって、その分成功者がいます。

 

彼らは自分の成功例をもとに、自分がすすめる方法論を展開します。

 

このブログもそうですけど、書店に行けば自己啓発本なんかがあったり、身近な例では親や友達がアドバイスしてくることもあるでしょう。

 

僕も自己啓発本なんかはわりと好きで、たまに読んだりします。

 

そういった成功者のアドバイスはもちろん、役に立つものから全くたたないものまで様々です。受け手にもよりますけどね。

 

 

僕はその中で、受け手の役に立たない、それどころか受け手を惑わせてその人の本来の可能性を摘みかねないパターンが二つあることに気づきました。

 

今回はその2パターンについて書いていきたいと思います。

 

 

 

◆必死で努力していたころの自分に陶酔してしまっている人

 こういう人って多分本当に頑張れる人だと思うんですよね。自分がしたくないことでも成功のために我慢できる人。忍耐の人。

 

別にそういう人を否定するつもりはないんですけど、そういう人って自分に対して盲目になりがちだなんです。

 

例えばその人がもともと才能があった分野なのかもしれないし、頑張ってた部分は頑張ってたけど本当はちゃんと楽しんでた部分だってあったかもしれないですよね。

 

自分が味わった苦悩、努力といった部分ばかりにフォーカスして他の要因に目が向きにくくなるんです。そしてそれらが必要不可欠なものだったとして美徳化しようとします

 

だからそういう人が言うことは最終的にやる気の問題に集約されます。

 

「やるべきことは今その瞬間にやるべきだ。後回しにする人に未来はない」みたいな言葉で人の尻をひっぱたくような役割しか持たないんです。

 

それでやる気が出せる人はそれでいいんですけど、問題なのは受け手がその言葉によって結局努力しか道はないんだと思い込んでしまうことです。

 

世の中には好きなことをやって結果的にそれが成功につながった人だって山ほどいます。受験勉強だってそうです。皆が皆、努力努力でやってるわけないですから。

 

それにそもそもそういった成功者の意見を聞こうとする人の中には、やる気がどうしてもでないといった人も多いはずです。

 

そういった人が成功した、努力の天才の話を聞いたらどうなるでしょう。自分には無理だって思うのは当たり前です。

 

 

成功に至るプロセスは無数にあるものであって、努力第一主義とする視点は視野狭窄というほかありません。

 

 

 

◆独自の成功プロセスに過度な自信を持ち、共有可能度を見誤る人

成功者の中には、他の成功者の方法論をいろいろ見たうえで自分の成果につなげたという人もいるでしょう。

 

ただ中には、ひたすら我道を歩んできた人もいると思います。

 

つまり、どれほどの人のサンプルを参考にして成功プロセスの正当性を主張しているのかには個人差があるということです。そして問題は、受け手がそれを知りえないことがあるということです。

 

独自の方法論を使って目覚ましい成功をおさめた人の中には、それが万人に対して共有可能なものであるかのような発言をする人がいます。

自分のやり方に絶対的な自信を持っているからです。

 

ただ人にはそれぞれタイプがあって、それによって成功に至る一番の近道は違うはずです。

 

我道を貫いて来た人は強い言葉で受け手を啓蒙しようとします。

 

受け手としても方法論にオリジナリティがあると面白いですし、目をひきますよね。

 

だから受け手は、自分は他の人が知らないような素晴らしい考え方に出会った!と思って、それが本当に自分に合ったものなのかを吟味することなしに受け入れてしまいます。

 

 

でもそれがその人のタイプに見合う方法論でなかったときは悲劇です。

 

きっとそれを知らなかった時よりも成功から遠ざかり、さらにはうまくいかないのは自分のせいだと自らを責めることになるでしょう。

 

自分はそうはならないだろうと思っていても、意外に陥りやすい穴だと思います。理屈的に納得できてしまうことって自分でも実践してみたくなりますからね。

 

 

成功者の語る考え方には必ず批判的な視点をもったうえで、自分にも本当に適用できることなのかどうかを吟味するのが大事なことです。

 

 

 

 

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