一橋大生による効率的、Nonストイック勉強のすすめ

勉強の奴隷になってはいけません。考え方を180度変えて、偏差値を効率的に上げていきましょう。

文系理系ってそもそも何?

 

 

「俺文系だから✋」

「俺理系だから✋」

 

よくそう言って片側を投げ出す人がいます。

 

確かに、受験制度そのものは文系と理系を明確に区分しています。

自分の志望が固まった人には、逆サイドの勉強は必要がないようにも思えますよね。

 

しかし僕は高校時代からそういう考え方には疑問がありました。

本当に文系と理系を明確に区分する境界線なんてあるんでしょうか?

 

ここでは大学生や社会人になった後のことよりも、

文理選択の場面、それから受験までのそれぞれの考え方の部分に絞って、書いていきたいと思っています。

 

文系と理系が分かれるということ、そのものは感覚的にわかります。

数字を使うか否かとか、暗記物が多いか少ないかとか。

 

僕の場合は文系だったんですが、二次試験の数学の比率が国語よりも高いくらいだったのでわりと数学の勉強もしてましたし、実際国語よりも数学の方が断然好きなくらいでした。

 

その中で僕は、文系と理系科目の違いは表面的なものにすぎないんじゃないかと思うようになりました。

 

本当は、二つの間には根本的な共通点があります。

 

それは論理です。

 

当たり前のこと言ってるようで、なんかぼやっとしたあいまいな感覚を受けているんじゃないでしょうか(笑)

 

イメージで考えてほしいんですけど、

論理っていうのは物事と物事が原因と結果の関係で鎖状になってつながってる状態。それが延々つながっていった終着点が答えになっているみたいな。

 

すいません、説明下手で。

要は因果関係の積み重ねによって、答えに導くためのプロセスっていうことです。

 

理系科目の方がわかりやすいと思います。

数式によって因果関係をはっきりさせることが実際にテストで求められますからね。

 

問題は文系科目です。

 

例えば現代文だと、いつも良い点数を取る人がいると

感性が鋭いからだとか、本をたくさん読んでるからだといわれます。

 

でも現代文ができる人とそうでない人を決定的に分けるのは、

文章の中に隠れている論理を見抜く力、

自分の言葉で論理を組み立てていく力です。

 

論説文だけじゃなく、小説だってそうです。

登場人物の関係性、主人公の心情といったものはどれだけ論理を読み取れるかにあります。

 

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話を戻しましょう。文系科目と理系科目の間にある区別は何か。

 

それは論理の抽象度です。

 

文系科目は具体的な、目に見える物事が言葉によって表現されます。

つまりより実生活に近い学問だといえます。

 

対して理系科目は数字という記号を使うことによって、

抽象的な事柄について考えます。

物理も一見具体的な物事を扱っているように見えて、

その現象をいったん抽象的なレベルに落としてから公式に当てはめますよね。

 

イメージはこんな感じです。

具体的←歴史、国語――――――――――――生物、化学、物理、数学→抽象的

 

でもこれだけの違いなんです。抽象度合の違い。

 

それなのにこういう風に言う人がいます。

暗記が苦手で、歴史や古文、漢文の授業が大嫌い。だから理系にした。

 

確かに文系科目には暗記物が多いです。単語を知っているか否かが問題になるくらいですから。暗記を避けるために理系を選ぶというのも一つの手だと思います。

 

ただ、だからといって文系科目は嫌いだ。

暗記科目に用はないとするのは愚かなことです。

 

世界史や日本史にだって論理は存在するんです。

 

例えば、中国の王朝の変遷なんてとても分かりやすいです。

世界史をちょっとでも勉強したことがある人ならわかるかと思いますが、まるで学習していないかのように同じ流れで新王朝の誕生と滅亡を繰り返しています。

 

歴史の流れには、数学でいうとこの公式みたいな共通する論理が存在するんです。

 

理系の人だって、文系科目に心を閉じてはだめなんです。

抽象的な思考は具体的なものからしか生まれえないのですから、具体的なものを扱った文系科目について考えるのがつまらないはずがないと思います。

 

また逆にこういう人もいます。

数学や物理の点数がいつも悪い。数式を見るだけでいやな気分になる。だから文系にした。

 

本当に問題があるのはこっちです。

なぜかって。こういう人は論理的思考そのものができていない可能性が高いからです。

 

何をしているかというと頭を動かさないで勉強しているも同じなんですね。

 

  • 英単語や英熟語をとにかくがむしゃらに暗記する人。
  • 歴史の年号の覚えやすいゴロを必死こいて考える人。
  • 小説を自分のフィーリングで何とかしようとする人。

 

学校や大した受験問題を作らない大学側にも責任があると思います。

だってこういう人も実際に結果を残すことがありますから。

 

でも論理的思考を省く人には限界があります。

もっと効率よく高みを目指すなら、論理的思考は欠かせません。

 

実際それさえできれば、数式だってすっと入ってくるはずです。

そもそも日常でさんざん数を扱っているくせに数式が嫌いという方がおかしい。

 

数式に苦手意識を持つ人は思考方法が間違ってるんです。感覚や暗記に頼ったゴリ押しな、力づくの勉強は役に立ちません。

 

 

 

大学選びで文理選択を行うことは避けては通れません。

だからといって選ばなかった片側を切り捨てるような考え方はやめましょう。

 

目の前の物事をいったん抽象化して全体に共通する一般性を見出す。

その一般性を他の物事にもあてはめてみて、より理解を深める。

 

こういった論理を抽象化したり具体化したりする作業は

物事を考えていくうえで、とてつもなく重要なことです。

 

そしてそういった複眼的な思考をすることは

必ずその人の受験勉強をより濃密なものにしてくれます。

 

 

 

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